ニンニクは切り方によって香りが違う!?効果的な食べ方とは!?

こんにちはぶーやんです。

前回の男子ごはんの番組で、

「にんにく」の香りをしっかりと立たせたい時、縦にする?横切りにする?どちらでしょうか!?

という問題が出されていました。

わかりますか( ◠‿◠ )?

ニンニクの切り方による香りの違い

ニンニクの香りの強さは切り方によって調節することができます。
ちょっと写真が小さくて分かりづらいかもしれませんがm(_ _)m、

ニンニクの切り方と香り
細かく刻んでいくほど香りが強くなる

から順番に、

皮付き潰し ➡️ 1/2カット ➡️ 縦薄切り ➡️ 横薄切り ➡️ 千切り ➡️ みじん切り➡️ すりおろし

の順番に香りが強くなっていきます

横切りにするとことで、繊維を断ち切るので香りが強くなりニンニクの香りを楽しみたい料理にオススメです。

逆に縦切りすると繊維が残るので、横切りよりも香りが弱くなり、香りよりも食感を楽しみたい料理に向いています。

前回の肉野菜炒めの時には、「横薄切りのにんにく」を使っていましたが、すりおろしにんにくだと少し香りが強すぎるので横切りにと、栗原心平さんが言っていました。

このようにニンニクの切り方を有効的に料理に合わせるといいですね。

ニンニクの性質と効果的に食べる方法

ここでもう一つ。

このニンニクの「香り」ですが、この特有な香りの成分のもとは「アリシン」という疲労回復物質です。

「アリシン」には強力な殺菌作用があり、疲労回復から脳の活性化血液サラサラ作用など 生活習慣病の予防や改善に効果があります。

アリシンは植物を守るために、外敵に細胞が壊されると強烈な匂いを発します

つまり、みじん切りやすりおろしなど、細かく刻むほどに活性化してパワーを発揮するのです。
最も効果的に摂取できるのは、香りが1番強いすりおろし」です。
殺菌効果や香りが最高潮になるのはすりおろしてから10分後です。
そして10分以上経つとアリシンの効果はどんどん減っていきます

ですからなるべく調理する直前にすりおろしたり、刻んだりすることが大切です。

なるべくアリシンの効果を残す方法

アリシンが空気中に出てしまう前に油(オイル)と合わせると「トリスルフィド」「アホエン」などの化合物成分に変化します 。
「アホエン」の「アホ」は、ニンニクの意味である「ajo アホ」スペイン語に由来しています。
これらの成分はガンの抑制血栓予防に効果があると期待されています。

すりおろしたり、刻んだあと直ぐにオイルと合わせてゆっくり加熱調理することでアリシンが➡️アホエン変化していきます。

アホエンは100°を超えると破壊してしまうので、ゆっくりと低温で加熱します。

また「ニンニクオイル」としてオリーブオイルにすりおろしや刻んだものを漬けておくという方法もあります。

「アホエンオイル」としても知られていますが、自分で作る場合は100°にならないように湯煎などで温めたオイルに、すりおろしや刻んだにんにくをつけて、ニンニクを漉してオイルを使う、とういう方法で作っている方が多いようですが、

ぶーやんが調べたところ

加熱する必要はなく、20°〜30°の室温に2〜5日くらい置いておくことで「アホエン」が 最も多く生成されるという研究結果があるようなので、熱にも弱いということや手間を考えると、 すりおろしや刻んだニンニクをオリーブオイルにつけておき、料理にすぐに使えるようにしておくというのが良いように思います。

ニンニクオイル
刻んだニンニクをオリーブオイルに漬けておく

ニンニクは食べ過ぎに注意!

殺菌効果、疲労回復、動脈硬化の予防や血糖値の改善など生活習慣病の予防にも多くの健康効果を持つにんにくですが、刺激が強いので胃腸の弱い人は食べ過ぎに注意が必要です。

特に生のニンニクは、食べ過ぎると胃痛や下痢などを引き起こす原因にもなるので 、大人の場合、生なら1片、 加熱したものなら2、3片を限度に摂取しましょう。

以前にも、「アリシン成分」は体を温める食材のテーマでも取り扱いましたが、ニンニクは漢方でも体を温める性質があり内臓の機能を活発にします。
また薬膳では、腫れ物の改善や風邪予防や解毒の働きがある食材とされています。

健康効果に万能なパワーを持つニンニク、 これらのニンニクの性質を効果的に利用して料理に取り入れていきたいですね。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
おいしい食卓で笑顔になれますように。

スポンサードリンク

<!–Ads3–