
こんにちは ぶーやんです。
だいぶ冷え込むようになりましたね。今年もあっという間に11月も中旬を過ぎ、このぐらいの時期になると、「今年ももう終わっちゃうよ(^◇^;)!一年早いね〜」と毎年言っているような気がします(笑)
そして食卓の上には、鍋やおでんが並ぶ季節ですね♪そんなおでんといえば、、、
煮込んだ大根にはほとんど栄養がない(・・?)!?
なんてことを聞いて、ちょっと気になっていたわけなんですが、確かに水分が多い野菜だし、そもそも色からしてもそれほど栄養があるようには思えないんですけど、「大根おろしで医者いらず」とも言いますし、なにか大根のお得な調理法とかあるわけ(´-`).。oO?
そんなことを思っていた矢先、実家から、父が育てたかわいいミニ大根が送られてきました。 家にも購入した大根があったので、気づいたら冷蔵庫の野菜室が大根の押し合いへし合い状態に^^;早く調理せねば!ということで、 大根を効率的に?調理すべく、今回は大根について書いてみようと思います。
1、大根に含まれる消化酵素とビタミンC
大根の重要成分である消化酵素アミラーゼ(デンプン分解酵素)やビタミンCについては、既に多く周知されている通り、熱に弱く50°〜75°で働きを失います。脂質を分解する酵素リパーゼ等の消化酵素も同様に、消失します。また大根に多く含むビタミンCは皮付近に多く含まれるため、水溶性であるビタミンCは、皮をむいて煮込んだ時点でほとんど消失しているということになります。
2、大根おろしが医者いらずと言われる理由
大根はおろすことで、大根にはにはもともと存在しないイソチオシアネートという辛味成分が、細胞が傷つけられることによって化学反応し生成されます。特に根の先端部分に含有量が多く、成長するにしたがって減少します。
辛味成分のイソチオシアネートが活性化することで、殺菌作用 、がん抑制効果、血液サラサラで血栓予防、抗酸化作用による美肌やアンチエイジングなどが期待できるとされています。
そして、大根の重要成分である消化酵素、アミラーゼ(デンプン分解酵素)や、リパーゼ(脂肪分解酵素)、プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)なども生食することで力を発揮します。
また、皮の下に多く含まれているビタミンCも、消失することなく摂取できるというわけです。
つまり、大根の主な栄養素である消化酵素とビタミンCを最も効率よく摂取するためには、「皮ごと」生で食べる「大根おろし」が最強!ということです。さらに、多くのイソチオシアネートをを摂取したい場合は、先端部分に近いところを皮ごとすりおろす!という事になります。これが「大根おろしは医者いらず」と言われる理由です。
3、夏大根と冬大根の違いと特徴
大根は一年中店頭に並んでいる野菜の一つですが、旬は11月〜3月(秋冬大根)、7月〜8月(夏大根) と時期によって呼び名が変わる野菜です。
秋冬大根の特徴は煮物に向く品種が多く、繊維が柔らかく、そして煮崩れしやすいという性質がありたっぷりと水分を含んでいます。夏大根は、秋冬大根に比べると辛味が増し水分も少なめです。肉質がよく締まり、コリっとした食感が味わえるので、サラダや大根おろしに向いています。
4、大根の薬効
漢方でいう五性は涼性。漢方でも薬膳としてとりいられている大根の薬効は、胃腸の調子を整え、体内の余分な熱を取ったり、肺を潤す作用もあるので、風邪の熱や喉の痛み、咳や痰を改善する効果があり、豊富に含まれるカリウムが利尿作用を促し、お腹の張りやむくみを解消するとされています。
以前、喉の痛みを取るためにはちみつ大根を作りましたが、これらの原理から考えると、大根をおろした絞り汁にはちみつを加えた方がより効果がありそうです。 薬膳でも大根おろしの殺菌、消炎作用が活用されており、大根おろしの汁+はちみつの組み合わせで肺を潤し、炎症や乾燥を緩和することができます。
んー、大根はなかなか複雑な性質を持った野菜ですね(^^;;!しかしながら、魅力的な栄養分が満載で、部位によっても異なった性質を持っているので、大根1本で多様な使い方ができます。煮込んだ大根自体にビタミンCや消化酵素がほとんどないからといってガッカリすることはありませんよ٩( ‘ω’ )و!そんなことも含めて、明日は、上記4点からぶーやんが考えた、大根の部位による使い分けや効率的な調理法などについてまとめてみたいと思います。(大根の葉については、別途後述しますね)
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
おいしい食卓で笑顔になれますように。
スポンサーリンク